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消化器内科

消化器内科

消化器疾患に対しての総合的な診療を行っています。
消化器内科を受診なさる患者様には、腹痛、吐血、下血、だるさ、食欲不振、貧血、やせ、黄疸など、幅広い症状の方がいらっしゃり、その症状の強さもさまざまです。早い対応が必要な病気、慢性的に症状が持続し治療が必要な病気などがあります。病気の一部を紹介していますので症状とあわせ気になることがありましたらご相談ください。

急な症状を伴う消化器の病気

急性胃炎

急性胃炎とは、胃粘膜に急性の炎症を起こした状態です。胃部不快感などをともないます。原因としては、消炎鎮痛剤などの服薬や飲酒、ストレスなどが考えられます。治療の基本は①誘因の除去、②安静・必要に応じた絶食、③内服治療を行います。吐血や下血などの消化管出血などをきたす急性胃粘膜病変(AGML)のこともありますので急激な腹痛などがある際には速やかに受診がすすめられます。

次のような方は受診をお願いします

嘔吐や胃の痛みを急に認めるようになった

胃潰瘍/十二指腸潰瘍

胃の痛みに加えて貧血や吐血・下血の原因ともなり得る病気です。胃潰瘍といっても胃癌による胃潰瘍を来すことがありますのでまずは悪性の病気が関係していないか内視鏡検査で除外を行うことが必要です。この病気の主な原因は、ヘリコバクター・ピロリ菌の感染と考えられています。当院では感染の診断および除菌治療を行っています。保険で診断治療を行うためには条件がありますので診察でご相談ください。最近は除菌治療が広く認知されるようになり、また感染率が低下したためピロリ関連潰瘍が減少の傾向にありますが、他の原因による(薬剤関連潰瘍など)に依然注意が必要です。

次のような方は受診をお願いします
  • 胃の調子がすぐれない
  • 便の色が黒い
  • 貧血を指摘されている
  • ピロリ菌のことが気になる
  • 痛み止めなどのお薬を組み合わせて飲んでいて胃の調子がすぐれない

感染性胃腸炎

抗生剤など薬剤関連腸炎を除くとほとんどが細菌やウィルスの経口的な感染によるもので、下痢、嘔吐、悪心、腹痛、発熱などの諸症状を起こします。数日間の一時的な症状で治まるため、発症の経緯や臨床症状から診断治療を行うケースが多いですが、症状によって細菌やウィルスの検出により最終的な診断をおこないます。

次のような方は受診をお願いします
  • 下痢や嘔吐を繰り返す
  • そのほか、腸閉塞・胆石症・虫垂炎(盲腸)などを疑う際にも早めの受診をお願いします。

慢性的な症状を伴うことがある消化器の病気

胃食道逆流症…「胸焼けがする」「胃酸があがってくる」などの症状

最近よくテレビやCMで耳にする「逆流性食道炎」というのはこの疾患の一部です。人により症状が強く出る方もいますが、適切な治療を行うことで健康な状態に戻すことが可能ですのでご相談ください。普段内服しているお薬によって食道と胃をつなぐ筋肉が緩み胃酸が逆流しやすい状況を引き起こすこともあります。胸焼けやすっぱいものが上がってくる症状が典型的ですが、胸の痛み・のどの違和感・慢性的な咳が続く原因として本疾患が関連することがあります。


機能性ディスペプシア…「みぞおちの痛み」「食後におなかがはる」などの症状

みぞおちの痛み、食後の膨満感などの上腹部症状を慢性的に呈し症状を説明しうる器質的疾患(逆流性食道炎や胃・十二指腸潰瘍など)が無いケースを機能性ディスペプシアと呼びます。かつては機能性胃腸症などと呼ばれていました。先ほどの食道胃逆流症に症状が似ていますが、それよりも下のみぞおちのあたりに症状が出てきます。患者さんの生活の質が障害されることが問題とされており、同時にこれに対する治療が適切に行われて症状が軽快すると生活の質が改善することも注目されています。このようなお腹の症状、「ディスペプシア症状」から診断にいたる方は約半数に及ぶとされており、聞きなれない言葉ですが、実はとても一般的な病気です。治療の目標は患者様の症状が緩和されることにあり生活指導、食事指導をもとに内服薬の組み合わせにより対処いたします。当院では問診からはじまる診断を丹念に行い、患者様の満足しうる腹部症状の改善を目指します。


過敏性腸症候群…「下腹部がはる・痛い」「下痢や便秘などの便通異常」などの症状

過敏性腸症候群とは、腹痛や腹部膨満感などの腹部症状が、下痢や便秘などの便通異常が慢性的に続く症候群です。我が国における有病率は人口の1割以上で、内科外来を受診される患者様の約3割といわれ比較的高頻度に見られる疾患です。腸の運動異常・痛みの閾値の低下(内臓知覚過敏)が病態とされており自律神経系の異常、ストレス応答などの関連が指摘されています。症状は人により多彩であり、食物の摂取の工夫や薬物でのアプローチを行います。治療には腸そのものに原因がないかどうかを調べることも必要になります。思い当たる症状でお悩みの際にはおたずねください。


潰瘍性大腸炎…「下痢を繰り返す」「便回数が多い」「血便を伴う」などの症状

潰瘍性大腸炎は下痢や血便を持続的に認め、自然に症状が良くなることがあれば、普通の腸炎とは違ってふたたび悪化(「再燃」)することもあります。10-30歳代の健常な若者にも発症がみられるので軽症だとついつい見落としがちな病気ですが、重症にいたるものまであり指定難病の一つです。内服や坐薬などで普段通りの生活を送ることが出来ますが、治療に難渋する場合には専門機関での治療が必要になる病気です。臨床症状と内視鏡検査をあわせ病状の把握と治療によるコントロールを行います。


慢性肝炎…「倦怠感が続く」などの症状「健康診断で肝機能異常を指摘された」方など

急激に発症する急性肝炎に対して、症状がなくても病気が進行したり肝硬変で見つかることがある疾患です。下に示すような病気の種類は多岐にわたり、診断によって治療方法はさまざまです。当院ではこれらに対する診療を行っています。肝臓の状態を腹部超音波(エコー検査)などで定期的に確認することも可能です。

慢性肝炎の原因の一例
  • B型肝炎ウィルスやC型肝炎ウィルスなどのウィルス性の肝炎
  • 非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)
  • 非アルコール性脂肪肝炎(NASH)
  • 薬剤性肝障害
  • 自己免疫性肝炎
  • 原発性胆汁性胆管炎 など



胆嚢結石症…「突然のみぞおちの痛み」などの症状

全人口の約10%に認められます。多くが無症状で経過し、健康診断などで偶然発見されることがしばしばです。食後や夜間の急激な腹痛で気付かれることもあります。女性に多い傾向があり、とくに高脂血症や急激なダイエットなどが結石を作る原因となります。結石を完全に薬で消してしまうことは難しく、胆石によるおなかの症状のある方は外科的な治療を考える必要があります。胆嚢結石を有する方は、ない方と比べて慢性胆嚢炎や胆のうがんの発症リスクが高いとされ、無症状でも腹部超音波検査を中心に経過を追っていくことを勧めています。


胆のうポリープ、胆嚢腺筋腫症、「エコー検査でポリープがあるといわれた」方 など

これらはエコー検査で発見されることが多いです。胆嚢腺筋腫症とは胆嚢の粘膜が厚くなった状態のことを言い、無症状で経過することが多いですが、なかには胆石を合併して胆嚢炎を発症することがあります。これらは経過を定期的に観察して大きくなる傾向にあるもの、胆嚢の壁が厚くなってくる場合には精密検査を行います。

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