小児科

小児科のご案内

小児科のご案内

発熱や咳、鼻水、下痢、嘔吐などでお子様がぐったりしている時などお悩みのある方は、当院へご相談ください。
容態に合わせて血液検査や尿検査、レントゲン検査、点滴治療などを行います。
また必要な方には、他の診療科や医療機関へお繋ぎします。

予防接種のご案内

自分のお子さまが「思いもよらない病気に悩まされることを防ぐ」ことと同時に「周りのお友達へもうつらないよう」、子どもを守るために定期接種を受けましょう。
当院では乳幼児からの予防接種を承っております。
予防接種は計画的に【生後2か月から】始める必要があります。場合によって3,4種類同日接種しないと間に合わないこともあります。
また免疫力を得るために、同じワクチンでも複数回にわたって打たなければなりません。
わからないことがありましたら母子手帳ご持参の上お相談下さい。
当院の看護師が相談に乗り、予防接種計画作りのお手伝いをしながら一緒に予定を考えてまいります。

ワクチンを接種する意味ってなに?かかると大変な病気なの?

流行しやすい病気、かかってしまうと重症化してしまうもの、ヒト同士ではうつらなくてもかかってしまうと治す方法がない病気。さまざまな種類があります。わかりやすく解説しているページがありますのでご紹介します(VPDホームページ)。一度読んでいただいて理解が深まれば幸いです。

小児科で診療する疾患例

発熱

子どもの発熱で一番多いのは「ウイルスの感染」です。
高熱が出たからといって、必ずしも重篤な疾患があるとは断言できません。発熱以外の症状や、その他気付いたことがありましたら、受診時にお伝えください。

風邪などの呼吸器の感染症や、気管支喘息などでよく現れる症状です。
咳自体は気道に入ったウイルスや異物を追い出すために必要な身体の反応です。無理に我慢させる必要はありません。
色々な咳の音(コンコン、ゼーゼー、ケンケンなど)がありますので、どういった咳をしているのか様子を見てあげてください。

鼻水・鼻づまり

鼻水は鼻腔へ入り込んだウイルス・細菌を追い出すのに必要な身体の反応です。そして、鼻づまりはウイルス・細菌の侵入を防ぐために起こる反応です。しかし鼻水も鼻づまりも、お子様の集中力の低下や口呼吸などの悪影響を招く恐れがあります。
お部屋の湿度を高めたりマスクを着けたりすると、症状が和らぎます。鼻水の吸引も有効です。副鼻腔炎などの疾患が隠れている可能性も考えられるため、症状が長引いている場合や、他の症状もみられる場合は、受診を推奨します。

インフルエンザ

38℃以上の高熱や頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感に加えて、咳や喉の痛み、鼻水など、風邪と似た症状も伴います。
また、これらの症状は急にひどくなることもあります。毎年、12月~2月頃に流行することが多いとされています。

子供の腹痛

感染性胃腸炎

感染性胃腸炎は主に、「ウイルス性胃腸炎」と「細菌性胃腸炎」に分けられます。どちらも発症すると腹痛とともに、発熱や下痢、嘔吐などを伴うこともあります。
「ウイルス性胃腸炎」は冬に流行する傾向がありますが、夏の時期になると、プールなどを機に感染が拡大することもあります。原因となるウイルスはノロウイルスやロタウイルス、アデノウイルスで、感染力も強く、ヒトからヒトへ感染が拡大します。整腸剤などの服用で治していきます。

「細菌性胃腸炎」は、細菌が繁殖しやすい時期に多くみられる胃腸炎です。細菌に汚染された食物(加熱処理が足りない鶏肉や豚肉、牛肉、卵など)を摂取することで、発症することが多いとされています。
原因となる細菌は、カンピロバクターやサルモネラ、病原性大腸菌(O157など)などです。血便や発熱を伴うことがあります。

便秘症

便秘症は大人だけでなく、子どもでも起こり得るものです。
便秘症になると「いきんでも便が出てこない」「1週間に1~2回しか便が出ない」「お腹が張っている」などの症状が見られます。
また、コロコロした小さな便・やわらかい便が何回も出てくる場合も、便秘の可能性があります。
便秘が長引くと腸内に便・ガスがたまり、腹痛や食欲低下が起こりやすくなります。
これらを防ぐためには、小さいうちからきちんと排便習慣を身に付けることが大切です。

治療では、浣腸や便秘薬が用いられます。便秘の治療は長引くことが多いため、子どもが「早く治さないと」と焦らないよう、無理のない範囲で続けていく必要があります。

虫垂炎

大腸の盲腸という部分には、「虫垂」が付いています。虫垂炎とは、その虫垂に炎症が生じる疾患です。10歳以上の子どもに多くみられます。
初めに現れる症状は「上腹部の腹痛」で、その痛みは時間の経過と共に、少しずつ右下腹部へ移動していきます。
進行すると虫垂に穴が開き、大きな手術が必要になる可能性が高まるため、早期発見と治療が重要です。

腸重積

腸の一部が、隣り合っている腸の中へ入り込んでしまう疾患です。生後数か月~3歳頃までの子どもに多くみられます。主な症状は非常に強い腹痛で、進行すると、苺ゼリーのような血便が出るようになります。
早期発見された場合は高圧浣腸で治せますが、発症から48時間を超えた場合は、手術の必要があります。
子どもはうまく言葉で症状を伝えることができません。「いつもより激しく泣く」「機嫌が悪くぐずっている」「ぐったりしている」などの様子がみられた際は、早めにご相談ください。

急性膵炎

おたふくかぜの原因となる、ムンプスウイルスによって発症するケースがあります。 また、遺伝性の急性膵炎の場合、10歳以下の年齢で発症します。

よくあるご質問

小児科は何歳まで通えますか?

日本小児科学会では、小児科の診療対象は「成人するまで」とされています。子どもが生まれてから成人になるまでは、小児科を利用することが可能です。
しかし15歳以上になると、大人と同じ量で薬を処方することができるようになります。また、子どもは思春期になると、身体の大きさや機能が成長し、成人に近づくようになります。そのため高校生以降の子どもは、内科へ受診するよう勧められることが多いです。

また、当院は「地域のかかりつけ医」として、日々診療を行っています。成人になった後でもかかりつけ医として利用することができますので、お気軽にご利用ください。

子供が風邪を引いた時、受診のタイミングがわかりません

お子さまが元気な時は、ご自宅で様子を伺っても問題ないかと思います。しかし、お子様の状態を一番よく見ているのは、保護者の方です。
少しでも「どこかおかしい」と思うところがあった場合は、たとえ症状が軽かったとしても、速やかに当院へご相談ください。
「受診のタイミングが分からない」とお悩みの際は、電話にてご相談いただければと思います。

受診の際に、先生に症状を伝えるポイントはありますか?

受診する際は、下記について振り返っていただければと思います。

  • 最初に症状が現れたのはいつですか
    (例:3日前、6時間前から、夕食を食べた後から、トイレに行く直前から)
  • お子さまの様子について
    (例:しゃがみ込んでいる、いつもより激しく泣いている、身体のどこかを押さえている)
  • 症状の頻度
    (例:1日中続いている、1時間に1回ぐらいの頻度、全く症状がない時もある、少しずつひどくなっている)
  • 症状が現れている箇所
    (お子様本人が気になっている箇所、手をあてている場所を参考にしましょう)
  • 症状の内容
    (例:どのように痛んでいるのかなど)

また、下記の内容も確認しておくのも良いでしょう。

  • 水分や食事は摂れているか
  • 症状が出やすいタイミング(食事、園や学校へ行く前、叱られた後など)
  • 症状が出るまでに食べたもの、飲んだものは何か
  • 受診する前に、最後に飲んだもの、食べたものは何か
  • どこかに身体をぶつけたことはなかったか
  • ご家庭や学校などで、何かしらの症状が現れた方はいなかったか
  • ここ最近、海外渡航したことはあるか
  • 便が出た時間・形状(硬いか、黒いのか白いか、下痢になっているか、血液は付いていないかなど)
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